ご挨拶
リハビリテーション医学は独特な医学であり、その起源は第二次世界大戦後のアメリカ帰還兵へのアプローチに遡ります。当初の目的は、ただ寝ているだけでは無く身体機能を向上させ、自立し、社会に再び貢献できるようになることでした。経過とともに、リハビリテーションは機能回復と障害克服の医学として定義され、現代ではさらに活動を育むことが強調されています。
簡潔に表現すると、「リハビリテーション医学は、身体的・精神的な機能低下を回復し、障害を克服するだけでなく、個々の活動を育み、健康的で活動的な生活を促進する医学」となります。
人が健康的な社会生活を営むためには身体的・精神的に活発に暮らすことが不可欠です。しかし、疾患や外傷によりこれが難しい状況にある人々が多く存在します。
リハビリテーション医学は、これらの方々に対して身体機能を向上させる「リハビリテーションという活動」を通じ、その人のできる範囲で身体機能を改善し、より健康的で活動的な生活を実現する手段となります。
私たちは身体的な不利益を被った方々に寄り添い、リハビリテーションを通じて最大限の身体機能を引き出し、その人らしい活動的な生活をサポートいたします。