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ME室

院内ME機器安全管理業務

院内ME機器管理業務は呼吸の代替や補助を目的とする人工呼吸器、腎代謝の代替をする血液浄化装置、循環の補助を目的とする経皮的心肺補助装置(PCPS)や大動脈内バルーンパンピング装置(IABP)、点滴や輸液の管理を目的としたインフュージョンポンプ(シリンジポンプ・輸液ポンプ)、除細動器、生体情報モニタ、低圧持続吸引装置等々、多岐にわたるME機器を常に最良の状態で患者さんに使用できるよう、保守・点検、修理、および臨床技術提供を行っています。

ME機器管理運用フロー

ME機器管理業務

シリンジポンプのメンテナンス

人工呼吸器、インフュージョンポンプ、低圧持続吸引器は中央管理を行っています。これらのME機器は、使用後ME室にて終業点検や定期点検を行い、必要時にはいつでも使用できるよう保守・管理を行っています。
院内の各部署に常設されているME機器(除細動器・患者監視装置など)や稼働中のME機器(人工呼吸器やPCPS、IABPなど)は、担当の臨床工学技士が当該部署にて動作確認など使用中点検を行い、使用後は終業点検などの保守管理を行っています。

期間 ME機器
点検・保守
総件数 (台)
内訳
輸液ポンプ シリンジポンプ 低圧持続吸引器 除細動器/AD 人工呼吸器
2012年1月1日~12月31日 1,826 830 659 197 30 110
2013年1月1日~12月31日 2,201 1,182 668 204 28 119
2014年1月1日~12月31日 2,952 1,233 668 204 728 119
2015年1月1日~12月31日 3,359 1,122 885 286 867 199
2016年1月1日~12月31日 4,293 1,404 1,490 362 922 115

ME機器・点検・保守・実績件数

院内ラウンド業務

稼働中の人工呼吸器や体外式ペースメーカー、補助循環装置などは臨床工学技士が始業前点検・始業時点検を行い、稼働中は各部署のラウンドをし、使用中点検に て機器の正常動作を確認しています。また人工呼吸器を長期使用されている場合には呼吸回路の交換を行ったり、体外式ペースメーカーの電池交換を行うなど医療機器安全管理に努めています。
また、使用されている機器の設定条件が患者さんにとって適正な条件であるか積極的に上申し、担当医師・看護師などとのディスカッションから患者さんにとって最善の医療を提供できるよう取り組んでいます。

使用中点検

医療ガス関連業務

定置式超低温液化酸素ガスとマニフォールドの点検を毎日行い、常に安定した状態で医療ガスが供給されるよう対応しています。また震災などの天災で医療ガスを供給できない場合は、臨床工学技士が対応し、院内への連絡および対策を行います。

ME機器トラブル対処

ME機器点検依頼・結果報告書

使用中に発生したME機器トラブルは電話1本、臨床工学技士が現場にて、その都度対処しています。また、機器の動作確認や各部署からの点検依頼には、点検結果を客観的なデータから検証し報告書をもって各部署へフィードバックを行っています。医師や看護師などに対しME機器の使用に関する勉強会開催やアドバイスなど情報提供も積極的に行っています。

Medical Device Information(MDI)の発行

医療安全責任者と連携のもと、医療機器安全管理責任者を中心とし、院内での医療機器に関する新しい取り組み、院内で起こった医療機器関連インシデント報告や各種関連機関より発出された医療安全情報をもとに、周知が必要な医療機器使用に関する情報の発信を行っています。

Medical Device Information

院内で使用しているME機器

人工呼吸器;さまざまな原因によって自己の呼吸では十分な換気が行えなくなった際に、換気を補助または強制的に行う器械で、ベンチレーター、レスピレーターともよばれます。現在使用されている人工呼吸器には種々の補助装置が装備されており、肺が障害されたために血液の酸素化が不十分となった場合にも使用されます。
保有台数:8台
(ドレーゲルメディカル社製 Savina / フィリップス・レスピロニクス社製 V-60)


ハイフローセラピー;ネーザルハイフローとは、ネーザル(鼻)カニュ ーラを使用した高流量酸素投与システムです。高流量の酸素ガスを流す ため①呼気(つまりCO2)の再吸入がない②気道中に残っている呼気を 洗い出して、死腔(気道のうち血液とガス交換を行わない部分)を減ら す効果がある③普通の酸素マスクや経鼻酸素みたいに、酸素以外の部屋 の空気を吸わない④流す酸素濃度とほぼ同等の吸入酸素濃度(FiO2)に 設定できるため、患者は設定した酸素量そのままを吸引できる(酸素濃 度は20~100%まで設定可能)⑤ネーザルハイフローであれば、人工呼 吸器としての加湿機能もそなえているので、充分な加湿を行いつつ安定して30L/分以上の酸素供給ができる⑥鼻に着用するため、会話や食事が可能。患者のQOLの維持ができる⑦口を閉じて吸入すると軽度のPEEP(呼気終末陽圧)効果がある。
保有機器
(フィッシャー&パイケル社製 AIRVO2)


除細動器;Vf(心室細動)やVT(心室頻拍)で不規則に動いている心臓に電気ショックを加え、心臓の電気信号をリセットさせて正常な心臓のリズムに戻す機器です。また、デマンド(自己心拍を感知した場合はペーシングを休み、自己心拍がなければペーシングする)やフィクス(設定した心拍数でペーシングし続ける)などの体表ペーシングやAEDの機能を兼ね備えています。
保有台数:12台
(日本光電社製TEC-5621・TEC-7631・TEC-7621・TEC-7751)


インフュージョンポンプ;点滴静脈注射を施行する際に利便性と安全性を高めるために使用される機器です。輸液ポンプとシリンジポンプに大別されますが、より少量で、より正確な輸注を必要とする際にはシリンジポンプを使用します。時間当たりに設定した量の薬液を正確に注入するための機器です。
保有台数:輸液ポンプ×50台・シリンジポンプ×50台
(テルモ社製TE-131・TE-331S・TE-351)


生体情報モニタ;バイタルサインをモニタリング(=継続的に測定・記録)する装置です。心電図・心拍数、血圧、動脈血酸素飽和度、体温といったバイタルサインをモニタリングし、患者の状態が異常になったときにはアラーム音などで知らせる装置です。
保有台数:42台
(日本光電社製BSM-2301・BSM-4103・BSM-5105・BSM-6701・PVM-2701・WEP-4204・CNS-9701・CNS-6201)


低圧持続吸引器;胸部及び腹部等の外科手術によって生じる患者の創部からの排出液や分泌物等を体外へ持続的に吸引するための電動ポンプを使用した低圧持続吸引装置であり、UP/DOWNスイッチで吸引圧の設定や、吸引時間・休止時間の設定ができ、連続吸引の他、間欠吸引をすることができる。
保有台数:20台
(泉工医科工業社製;MS-008


体外式ペースメーカー;徐脈を解除する必要がある場合や治療中に徐脈が発生する可能性が高い場合、ペースメーカー埋め込み手術までの短期的な徐脈の治療などを目的とした際に経静脈的に電極リードを右室心尖部に留置し心臓に電気刺激を与え、応急的に一定の心拍数に保つことができる機器です。
保有台数:4台