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カリキュラム

地域医療(僻地・離島研修)について

日本が数多くの島々からできていることを考えれば僻地・離島医療問題は古くから現在にいたる歴史の中で、わが国の医療が抱える宿命的な問題です。徳洲会研修委員会では、初期研修で修得したプライマリ・ケアの知識と技術を僻地・離島で実践することが、将来どのような臨床医になろうとも必ずプラスになるものと信じ、プライマリ・ケアを修得する一環として救急医療に加えて僻地・離島医療の経験を重視しています。
徳洲会の僻地・離島医療は「聴診器と血圧計だけに頼る貧弱な医療」ではありません。僻地・離島でも医師を支えてくれる優秀なコ・メディカル・スタッフもおり、都会の病院よりもすばらしい最新鋭機器を備えた病院もあります。僻地・離島の人々にも、この最新鋭機器を駆使したレベルの高い現代医療を提供することは当然のことでしょう。徳洲会だからこそできる医療なのです。
私たちは平成6年(1994年)から初期研修カリキュラムの中に僻地・離島研修を加えました。初期研修期間中に総合診療的能力が要求される僻地・離島医療を研修することは将来大きな自信につながります。
すでに前年度終了までに約550名の研修医が研修してきました。研修環境としては、都会の病院に比較するとさまざまな問題も生じたりしますが、僻地・離島での医療を経験してきた研修医の成長は、想像をはるかに越えるものです。僻地・離島で医療をされているスタッフから、医療以外の大切なことを学んでくるチャンスともいえます。これまで研修医の満足度も高いため全員が経験することになりました。
僻地・離島研修期間は、卒後臨床研修の中でもごく短い期間にすぎませんが、徳洲会の研修システムの中で、我が国の公的機関が成し得ない誇るべきものにしていきたいと考えています。また研修医時代に僻地・離島研修を経験することで、みなさんの中からも僻地・離島医療の専門医が育つことを願っています。

地域医療研修(僻地・離島研修)について

  1. 帯広徳洲会病院 (北海道)
  2. 静仁会静内病院 (北海道)
  3. 共愛会病院 (北海道)
  4. 庄内余目病院 (山形県)
  5. 新庄徳洲会病院 (山形県)
  6. 山北徳洲会病院 (新潟県)
  7. 白根徳洲会病院 (山梨県)
  8. 皆野病院 (埼玉県)
  9. 宇和島徳洲会病院 (愛媛県)
  10. 大隅鹿屋病院 (鹿児島県)
  11. 屋久島徳洲会病院 (鹿児島県)
  12. 喜界徳洲会病院 (鹿児島県)
  13. 笠利病院 (鹿児島県離島)
  14. 名瀬徳洲会病院 (鹿児島県)
  15. 与論徳洲会病院 (鹿児島県)
  16. 瀬戸内徳洲会病院 (鹿児島県)
  17. 徳之島徳洲会病院 (鹿児島県)
  18. 沖永良部徳洲会病院 (鹿児島県)
  19. 石垣島徳洲会病院 (沖縄県)
  20. 宮古島徳洲会病院 (沖縄県)
  21. 山川病院 (鹿児島県)

僻地・離島研修のカリキュラム(一部)

日常診療

  1. プライマリ・ケア:総合診療を主体とし、診療科にとらわれない多岐にわたる自立診療
  2. 在宅ケア:独居老人のケアやターミナル・ケアを含めたチーム医療
  3. 高齢者・慢性疾患:僻地・離島は高齢者が多く最も重要な部分となる
  4. 僻地・離島特有の疾患:地域特性による特殊疾患や過疎地であるとの理由で重症化した疾患

地域活動

  1. 健康教室の開催(指導スタッフとして参加すること)
  2. その他の予防医学活動への積極的参加

救急医療(都会の救急医療と異なり、貴重な経験になることがある)

  1. 地域特性を考慮した救急医療(広域エリアでの救急医療活動の理解)
  2. 海上輸送機関や航空機(自衛隊の応援や民間航空機使用により)を使用した長距離輸送などを実際に経験する